ひこまるの可愛いナンパブログ

夜遊会 会長ひこまるの夜遊び日記

小説

夢で逢えたから・小説・後編

電車が止まり、最寄り駅のアナウンスに気づいた僕は急いで電車を降りた。 電車を降りた僕は重くなった足で古びたマンションに帰り、部屋の電気をつける。 部屋はいつものように散らかっていて今朝出て行った名前も知らない女性の香水の匂いが微かに漂ってい…

夢で逢えたから・小説・前編

夢を見ている。 これはあの頃の夢だ。 ぼんやりとあった意識が遠のいていく中、僕はあの頃の自分の後ろ姿を見て再び眠りについた…… 【夢で逢えたから】 僕が生まれた町は山と海に囲まれた坂の街で、春は川沿いに桜が咲き、夏は蝉の声と眩しい陽射しが射し、…

あらいぐまヒコマル・小説・後編

ある日の朝、いつもの様にサクラちゃんに起こされる。 「ヒコマルー!朝よー!!起きなさい!!」 (ふぁ~・・・眠いな~) ベットで寝ていたボクは起こされた。 部屋の中は暖炉の熱で暖かく、季節は冬になり冬独特の匂いが部屋中に漂っている。 眠い目を擦り…

あらいぐまヒコマル・小説・前編

ボクはあらいぐま。 名前は、まだ無い。 黄土色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋がある。 まんまるとした体つきがタヌキとよく間違えられるが、タヌキとの違いとして長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴だ。 大好物は魚だ…

Rascal~小説・後編~

「ひこまるさんってラスカルに似てる」 初めて彼女を抱いた夜 腕の中で僕の顔を見上げ無邪気に笑いながら彼女は言った 《 Rascal》 彼女とそんな関係になるまで時間はかからなかった 二人が会うのはいつも夜だった 数回目のデートで僕の方から誘った 夜の風…

Rascal~小説・前編~

真っ暗闇のラブホテルの一室、そこは時間の感覚が麻痺する場所 ベットの中で裸の彼女を抱きよせてひこまるは言った 「ねぇラスカルの意味って知ってる?」 「え?」 《Rascal》 あれは真夏の太陽がアスファルトを射しその熱が地上に残る蒸し暑い夜のこと 僕…